食物アレルギー 死亡

痛ましい事故はアナフィラキシーによるものだった

食物アレルギーは、通常は生命に関わるほどの病気ではありません。

 

それでも、親が正しく理解していないと、アナフィラキシーという命に危険の及ぶ症状さえ気づかずに過ごすことになるかもしれません。

 

その痛ましい事故は平成24年に東京都の小学校で起きました。

 

救急車

小学5年生の女の子が、食物アレルギーを原因とするアナフィラキシーショックにより、搬送先の病院で死亡したのです。

 

この女児は重度の乳製品アレルギーでした。

 

そのために給食では、常に専用のトレーで除去食が提供されていました。

 

この日の給食のおかずとして出された「じゃがいものチヂミ」も、乳製品である粉チーズの抜かれたものが女児に提供されました。

 

ところが問題となったのは、担任がおかわりを配布したことでした。

 

担任は、女児に食べても大丈夫かどうか確認し、女児は保護者から配布された食べてはいけないメニューに印がなかったために、おかわりを食べたのです。

 

「ごちそうさま」の約30分後に、女児は「気持ち悪い」と訴え出し、救急車が呼ばれました。

 

女児は名前を呼んでも返事をしなくなり、顔色は青くなっていきます。

 

女児が携帯していたアナフィラキシーショックを防ぐ自己注射器「エピペン」も使用しましたが、女児は病院に到着した3時間後に死亡してしまったのです。

 

女児の命を奪ったアナフィラキシーショックとは、複数の臓器に重篤なアレルギー症状が出る状態を言います。

 

アレルゲンとなっている食品などを食べたり、飲んだり、吸い込んだりしたときに血圧の低下意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることがあります。

 

食物アレルギーの深刻さは気づきにくい

 

このような恐ろしい状況が考えられるにも関わらず、親としては意外と深刻に考えていない場合もあるようです。

 

製薬会社のファイザー株式会社の調査によれば、「アナフィラキシー」を起こす可能性があるにもかかわらず、食物アレルギーをもつ子供の母親の87.6%が、「アナフィラキシーショック」を起こす可能性が高いと思っていないことが明らかになったのです。

 

また複数の臓器でアレルギー症状が現われていても、46.8%の母親が「アナフィラキシー」の発現を疑っていなかったということがわかりました。

 

さらに食物アレルギーの対応として、44.4%の母親は「特に何もしていない」との回答でした。

 

しかし、食物アレルギーによって死亡した女の子の死を無駄にしないためにも、親としては子どもの食物アレルギー予防・対策に真剣に取り組みたいものです。

 

そして、離乳食期に気をつけることでアレルギー性疾患のリスクはかなり軽減されますから、この離乳食期に気を抜かずに食材をよく選ぶことで対策していきましょう。

 

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